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アモルファス耐火繊維

Al2O3含有量45〜60%のケイ酸アルミニウム繊維。繊維化の過程で高温の溶融液体を急冷することによって調製され、非晶質のガラス状構造になっています。天然原料(カオリンや耐火粘土など)から作られた繊維は、通常のケイ酸アルミニウム耐火繊維と呼ばれます(図を参照)。純粋なアルミナと酸化ケイ素から作られた繊維は、高純度ケイ酸アルミニウム耐火繊維と呼ばれます。クロムを含むケイ酸アルミニウム繊維に約 5% の酸化クロムが添加されています。Al2O3含有量が約60%のものをハイアルミナファイバーと呼びます。

非晶質耐火繊維の製造方法にはブロー法と紡糸法があり、これらを総称して溶融法と呼んでいます。インジェクション法とは、原料を電気炉や抵抗炉で2000℃以上で溶解し、圧縮空気や過熱蒸気などを利用して溶融液流を噴霧して繊維を製造する方法です。ワイヤースローイング法は、多段回転ローター上に溶融液流を滴下し、遠心力により繊維状にする方法です。


投稿時間: 2023 年 3 月 1 日